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	<title>darylnao&#039;s Works</title>
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		<title>中国の科技館において、創新展示をいかにして実現するか？　2</title>

		<description>PUSからPEへ
　現代、社会における科学館…</description>
		<content:encoded>
			<![CDATA[ <span style="font-weight:bold;">PUSからPEへ</span>
　現代、社会における科学館の役割は非常に大きい。世界の科学館の大きな傾向を見ると、以前には、PUS（Public Understanding of Science）とし、「一般市民の科学素養」の培養を大きな目標に掲げてきた。中国においても、「全民科学素養培養」という大きな目標を掲揚し、全国の科技館建設や科技館の活動促進が積極的に行なわれている。その後、次の段階として、Science Literacy（科学活用能力）という概念が登場した。ある程度、科学の知識が培養されると、その知識を実際の生活や社会で活用する能力が重要だということである。そして、現在は、Public Engagement for Better World　を掲揚している。「Science Literacyを活用して、より積極的に社会参画をし、よりよい世界（社会）を築こう」という大きな理念に昇華している。来年2014年3月に、ベルギーで、「世界科学館サミット」SCWS2014が開催される。大変興味のあるところである。
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<span style="font-weight:bold;">研究、資料保存機能が充実している国立科学博物館の活動</span>
　国立科学博物館は、1877年開館で、日本で一番歴史のある総合科学博物館である。自然史、科学技術史の研究と資料収集保存が大きな目的である。動物、植物、古生物学、人類学、理工、産業技術関係の分野において、日本のトップ水準の研究者が日夜研究している。また、自然史産業技術史では、日本最大の資料数を有している。
科博においても、未来館と似た「サイエンスコミュニケーター」（科学普及員）を育成する活動を行なっており、特に、豊富な資料数を活かし、学校などへ、「資料の貸し出し」などを行ない、学習プログラムの開発支援など、学校教育支援を積極的に行なっている。科博の「サイエンスコミュニケーター」養成活動は、国の中央博物館として、全国各地の博物館や学校、企業などの人材育成機能を行なう活動をしていることが大きな特徴といえる。

<span style="font-weight:bold;">「青少年のための科学の祭典」　科学技術館</span>
　科学技術館も、日本の国立の科学館である。他の2館同様、様々な科学普及活動を行なっているが、その中で、「青少年の科学の祭典」という科学イベントがもっとも注目すべき活動である。これは20年前に、日本の児童の「理科離れ」への対策として、始まった科学普及活動で、日本の全国各都市で、夏休みに行なわれ、実験ショー、科学表演、ワークショップを博物館、学校、体育館などで大規模に行なう科学の祭りである。
　この「理科離れ」という現象は、世界共通の科学館が抱える課題でもある。アメリカでは、高校生くらいの10代の青少年をLost Generationと言う。小学生くらいまでは、科学はおもしろいが、中学、高校へと進学するにつれて、科学は難しくなり、興味を失う。。。ということである。この世代に対する科学館の訴求力は世界共通の課題であるといえる。
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<span style="font-weight:bold;">児童の意見を積極的に反映した展示設計
Children’s Museum of Indianapolis,　USA</span>
　この児童博物館は、世界最大規模の児童博物館で、もっとも歴史のある児童博物館のひとつである。1924年開館。アメリカで生まれた「児童博物館」思想・理念で、もっとも感心するのは、展示の企画開発を行なう基本思想である。通常、博物館では、学芸員（Curator）が中心となって展示企画を行なう。つまり、科学・歴史・美術などの学術専門スタッフが中心となって、企画を行なう。しかし、児童博物館では、発想視点が異なる。「何を学ぶか？」だけでなく、「どのようにして学ぶか？」が大変重要なポイントとなる。児童博物館では、「知識」よりも、「知恵」がより重要だと言っていい。つまり「学び方を学ぶ」のが児童博物館の目的である。「学び方」の専門家は、学芸員ではない。それは児童の発達心理学や、教育学の専門家でなければならない。Educator　という専門スタッフが児童の学習効果を考えながら、展示を企画するわけである。展示を企画する場合、まず、ターゲットを明確にする。年齢層によって、教育学習効果は異なる。「何を展示するか」よりも、まず「対象となる年齢はいくつか？」。この点を明確にし、目的とする学習目標（判断力、観察力、協同して行動する、など）を明確にするわけである。
　アメリカでは、この児童博物館の手法をとりいれ、博物館でも、学芸員とEducatorが協力して、展示を企画するシステムを採用しているところが少なくない。このEducationという視点は大変重要で、参考となる。

<span style="font-weight:bold;">What if？　児童の将来の夢は何か？</span>
インディアナポリス児童博物館で、もっとも私が感心した展示がある。市の児童に直接アンケートをとり、膨大な意見から、希望を選択し、最終的に、児童が「将来、なりたい夢」を3つ展示として実現したものである。
1	古生物学者（恐竜の研究者）
2	深海探索
3	エジプト考古学者
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		<dc:date>2014-11-05T15:07:50+09:00</dc:date>
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		<title>中国の科技館において、創新展示をいかにして実現するか？　1</title>

		<description>いかにして独自性の高い展示を実現してい…</description>
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			<![CDATA[ <span style="font-weight:bold;">いかにして独自性の高い展示を実現していくか。中国の科技館の課題を考える</span>
　中国において、「科教興国」思想のもと、この十年で、全国に多数の科技館が建設されてきた。現代的な科技館は、上海科技館を先頭に、広東科学中心、浙江科技館、そして新中国科技館などの建設開館へと続く。2008年北京オリンピック開催、2010年上海万博の開催。このあたりまでが、第一次の科技館建設ラッシュといえ、中国における大型科技館の建設が一気に推進されてきたと考える。
　その後、現在では、大型科技館建設の時代から中型小型科技館が全国に建設される時代に入って来たのではないだろうか。現在、科技館を設計する場合には、全国に建設された新しい科技館を多く視察すれば、参考になる科学主題、科学展示項目は容易に見つかり、展示企画設計が以前より、容易になってきているといえる。その反面、多くの科技館では、類似、共通の科学主題が眼につく。多くの科技館には、宇宙、交通、環境保護、エネルギー、生命、基礎科学と言った展示主題がある。どの省・市においても、その地域の青少年の科技教育を促進増進する趣旨から、必須となる科技主題は、どうしても共通してくる現象が発生する。その結果、多くの科技館に類似の主題・展示項目が存在することにつながってきている。
　この現象は、中国特有の問題ではなく、欧米日本など、世界がかかえる共通の課題でもあった。それぞれの科技館が独自性、オリジナリティをどうやって、創出していくか、どうやって他とは異なる魅力を持続させていくかは、大変重要な、世界共通の課題である。
この十年の科技館建設のなかで、早期に建設された科技館は、これから徐々に展示更新を行う時期に入っていく。今後は、さらに新しく建設される新科技館と展示更新が必要となってくる科技館がお互いに独自性、魅力を創出すべく競いあう「第二期科技館競争」の時代になっていくと考える。全国の科技館は、それぞれの施設の存在価値・意義を示す必要が出てくるはずである。

　この後、日本やアメリカの科技館の展示や活動などの事例をいくつか紹介し、科技館の独自性、特徴を維持していくために重要な人材資源、組織、ネットワークなどの構築について、考察する。

<span style="font-weight:bold;">科学教育専門スタッフを育成し、現代社会に即応した企画展示を多く創出している日本科学未来館</span>
　日本科学未来館は、2001年に開館した日本で3番目の国立の科学館である。最先端の科学技術を主題とし、すべての人々にわかりやすく伝えることを使命としている。科学普及、人材育成、ネットワークの形成を主要な活動方針としており、ここでは、その特徴的な人材育成について着目し、未来館の人気を生み出している特徴的な「企画展」実現について紹介する。
　未来館には、「科学コミュニケーター（科技交流員）」と呼ばれるスタッフがいる。彼らは、専門の科学者、技術者と一般市民との橋渡しをすることが目的で生まれ、具体的には、館内での展示解説、ワークショップの運営、展示（常設展、企画展）の企画、外部ネットワークの拡大構築などを行なっている。未来館では、短期から1年程度の研修により、科学情報コーディネーション能力、プレゼンテーション能力（科学説明）、ファシリテーション能力Facilitation（来館者の科学体験補助）のスキルアップを行ない、科学コミュニケーターの育成を行なっている。科学コミュニケーターは、20代の大学院生が中心である。若い世代の科学館専門スタッフの育成により、若い世代の感性や視点による特徴的な企画展の開催が毎年行なわれている。

　現代社会において、科学館の役割は非常に大きい。現代、急速に科学技術は進歩し、今では、科学技術の恩恵無しには、現代の社会や生活はなりたたない。科学技術の影響は計り知れないが、そのメリット・デメリットを十分に理解できないまま、我々市民は日々、科学技術とともに生活している。科学館は、複雑で理解しにくい現代の科学技術と一般市民との大きな架け橋である役割が期待されている。未来館の「科技交流員」はまさに、現代の若い世代の代表として、一般市民と複雑な科学技術との架け橋を行なっているわけである
　未来館の「企画展」設計制作にでは、科学交流員や外部の科学専門家のチームがまず展示主題や展示の概要を構築し、その企画（脚本）に基づいて、展示設計者（外部）が加わり、具体的な設計制作を行なっている

　<span style="font-weight:bold;">「世界の終わりの物語」（2012年）</span>

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　これは最近私が見た企画展のなかで特に印象に残っている展示である。2011年3月11日の「日本の大地震・津波」からほぼ1年後に開催された企画展である。この大地震は、日本人全体が人間の力の限界を知り、科学技術には、限界があることを強烈に認識した大事件であった。地震・津波の研究は、日本は世界一の水準にあり、ある程度の地震予知が可能で、津波に対する対策も基本的には問題ないと日本人の多くが認識していた。しかし、3.11の大災害は、その日本人の認識を打ち砕いた。現代社会において、科学技術の限界があるる分野は多くある。大災害、伝染病、寿命、地球温暖化、エネルギー問題、など。これらの問題は、科学技術の問題であると同時に、政治、経済、道徳、倫理など、様々な要素が複雑に交錯した問題でもある。現代では、科学技術の問題であっても、科学技術だけでなく、学際的な視点（様々な分野の横断する視点）で、問題を検討しなければならず、また100％の正答がない課題が多く存在する。
　「世界の終わりの物語」は、単に科学技術の主題にとどまらない。生命科学の話題、持続可能性社会の課題を越えて、「終わり」を考えることは同時に、「幸せ」とは何かを考える深い複雑な主題へとつながっている
　展示空間設計や展示手法は非常に簡単である。VRや機械装置を駆使した体験展示（単純なHANDS-ON）はない。MINDS-ONである。来館者ひとりひとりが考え、意見を出して、その意見をほかの来館者が見て、みんなで考える手法が多くとられている。このパネルでは、来館者に「○○年後に死ぬとしたら、それまでに、何をしたいか？」と問いかけている。
30年後に、死ぬとしたら。。。。
5年後に、死ぬとしたら。。。。
1年後に、
3ヵ月後に、
2日後に、
1時間後に、
3分後に、
5秒後に。。。。。
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　これは、単なる映像ですが、「あなたは、好きな食べ物をずっと食べ続けることができますか？」と問いかけている。たとえ、どんなに好きな食べ物であっても、永遠に食べ続けることはできないでしょう。また、一人でたくさん食べても、それで満足できるのだろうか。。。物理的欲望には、限りがないけれど、幸せとはなんだろうか。。。。と問いかけているのである。
「世界の終わり」展は、大震災の1年後に開催されたが、科学の未来を語るはずの日本科学未来館が、「未来の夢」ではなく、あえて、このような「死を語る」主題の展示を行なったことは大変意味深いと考えている。
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　そのほかにも、特徴的な企画展が多数ある。
<span style="font-weight:bold;">「おいしく食べる」展　2009
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「おかね」展　2013
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「65億人のサバイバル」展　2006
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「ドラえもんの科学みらい」展　2010</span>
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　これらの主題を見てもわかるとおり、「科学と現代社会・生活」とのかかわりを重視し、一般市民が興味を持ちそうな特徴的な内容が多い。未来館が科学と現代社会とのかけ橋になろうとしていることがよくわかる。 ]]>
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		<dc:date>2014-11-05T14:32:59+09:00</dc:date>
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		<title>中国人が見た東京の科学館</title>

		<description>　先週、中国の科学館の専門家をアテンド…</description>
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			<![CDATA[ 　先週、中国の科学館の専門家をアテンドして、日本科学未来館に行ってきた。彼は、その前日、国立科学博物館、科学技術館を見ているので、日本の3つの国立の科学館を見たことになる。彼ははっきりとは言わなかったが、どうも、不満らしい。3科学館ともに、彼がイメージする科学館ではないらしい。東京のあと、彼は名古屋に行き、日本では最新の名古屋市科学館に行った。そして、ようやく、満足した。「これが科学館だ」と。。。。

　確かに、東京にある3国立科学館はそれぞれに特徴があり、地方の県立・市立の科学館とはだいぶ性格が違う。科博は、資料標本を中心とした展示。未来館は最先端の科学技術で、最近はマルチメディアが多用され、いわゆる「展示」らしくなくなってきているとも見える。科学技術館は、全体の印象として、ちょっと古い感じ。そういわれてみれば、いわゆるHANDS-ONや体験装置を中心とした、科学を体験して理解する。。。という単純な展示は、東京の科学館には少ない。隣の千葉や川口などにあるような、「サイエンス・センター」がない。

　今まで、気が付かなかった。。。。東京都には、多摩六都科学館はあるが、東京の23区にはない。ぜひ、サンフランシスコのエクスプロラトリアムのような特徴ある都市型のサイエンスセンターがあったもいいと感じた。。。。

<img src="https://wox.cc/user/darylnao1/o/yjimage.jpg" alt="未来館" class="pict" />
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		<dc:date>2014-10-27T11:09:31+09:00</dc:date>
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		<title>知識と知恵の科技館</title>

		<description>１　科学の「知恵」を増進させる科技館の…</description>
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			<![CDATA[ １　科学の「知恵」を増進させる科技館の重要性
1-1　科学の知恵の重要性　　-観察力、仮設構築力、実験（挑戦）、科学的説明力-
現在のほとんどの科技館は、「体験」を通して、様々な科学技術の知識を学ぶ場所となっている。物理・化学・宇宙・環境・生命・人体など、科学分野の知識を学習することが主目的である。しかし、科学にはもうひとつの側面がある。
<img src="https://wox.cc/user/darylnao1/o/20141015-121244.png" alt="図1" class="pict" />
　　　　どのようにして科学的に考えるのか？　
　　　　科学発見はどうすればできるのか？　
　　　　科学の知識をどのようにして生活や社会の中で活用するのか？

これらは、科学の知恵というべき能力である。「知識」が科学探求・研究の「結果」だとすれば、「知恵」は、科学の方法であり、科学の思考・実験プロセスである。このような側面を展示としてあつかう科技館はほとんど存在しない。科学は、知識という結果だけでなく、どのようにして科学的方法を使い、どのようにして考え、失敗と成功をしながら、何度も実験挑戦し、科学発見に至るか。これら知識と知恵のふたつの側面が重要である。

1-2　動手（HANDS-ON）の限界
HANDS-ONという言葉は今では中国においても広く知られている。科技館においては、「体験」することはもちろん重要です。しかし、最近、「体験しても、何も科学を学んでいない」という問題をよく聞くようになった。これは欧米や日本の科技館が長年かかえている重要な問題でもあります。多くの科技館では、「体験」からどのようにして「学習」「理解」に導くかが大きな課題となっている。すなわち、「動手」だけで終わるのではなく、「動脳」が起らなければ、遊園地での楽しい体験と同じで、科学の学習効果は大きくないわけです。
<img src="https://wox.cc/user/darylnao1/o/20141015-122152.png" alt="20141015-122152.png" class="pict" />

２　現代社会を生きるために必要な、科学の知恵を獲得する
2-1　科学は学問的探求のみでなく、現代社会に必要な知識、知恵である
科学は本来は、学問研究であり、未知分野の探求・発見が目的であるが、一般の市民には、関係がないと思われている。しかし、多くの科学技術は、現在の高度な情報社会を支えており、現代の社会や人々の生活と密接に結びついている。実は、市民にとっても科学技術は不可欠な要素であり、コンピュータやインターネットをはじめとして、社会において、科学技術を活用するための知識・知恵は現代人にとって、大変重要である。学校は、科学技術について学問的な観点から教育はするが、社会・生活とのかかわりからは教えてはくれない。科学技術を生活のなかでいかにうまく活用するか？　新技術の実現によって、社会や生活はどのように変化するのか？　このような問いに答え、科学技術と社会・生活とのかかわりを学ぶ場所が科技館の大きな使命でもある。

2-2　基礎科学・応用科学、そして新たな第三の科学
　これまで科技館展示においては、力学・音・光・電磁気などの「基礎科学」とその発展形として技術視点からの「応用科学」という２つの展示が構成されてきた。しかし最近、医療分野などからはじまり、科学技術をプラス面、マイナス面（リスク）の両面を評価し、社会的価値・意義という視点から考える「評価科学」（Regulatory Science）という概念が登場した。科学技術は、人々の夢を実現するという「楽観論的科学」観ではなく、科学技術には、まだ未知の部分も多く存在し、プラス面、マイナス面があり、新技術の導入に際しては、科学的視点だけでなく、社会・経済・生活などの多角的な視点から、評価をする必要があるということである。

2-3　PUSからPESへ　科学活用力Science Literacyが必要
このような社会的ニーズの中で、かつて、PUS（Public Understanding of Science）という概念が欧米で提唱され、科技館は市民の科学理解の増進が使命であるとされた。しかし近年では、欧米でBSE（狂牛病）問題、昨年の日本の3.11大地震などを契機に、単に科学的知識を一方的に市民に伝達普及させるだけでは不十分であり、考え方が大きく変化した。PUS思想からPES　Public Engagement of Science　への転換である。科学知識理解から、「科学活用力」Science Literacy　の啓発増進である。科学技術に対して、ただ知識があるというだけでなく、その科学技術を適切に判断し、社会の中で活用できる能力を増進させることが重要であると考えられるようになってきた。
　　　■非科学的な事項に惑わされない
　　　　■正しい情報にもとづき、科学的に思考し判断する能力を培養する
　　　　■未来の夢の実現のために、科学技術の知識・知恵を役立てる


2-4　科学技術の「倫理」を育む
科学技術は本来は、社会や生活をよりよいものにし、幸福を達成させるものである。しかし、実際には、科学技術は、利益の追求や戦争の道具となることがある。また、現在では、過度の資源消費が環境破壊につながることや、遺伝子操作技術などの開発により、生命科学においては、生命の尊厳問題も発生している。「科学技術・社会・倫理」について、考えなければならない時代である。科学探求の目的は何なのか？　地球環境や生物多様性の保全と人類の社会発展をどのようにバランスをとって、持続するのか？　現代は、世界規模・地球規模で未来を考えなければならない時代である。
　　　　■「幸福とは何か？を考える展示」
　　　　　・物質的欲求は無限。しかし、地球は有限。
　　　　　・ひとりでいる自由。みんなで分ける喜び。
　　　　　・競争すること。助けあうこと。


３　科学発見の喜び、科学的思考、創造力を育む「科学体験」
上記のように、現在の科学技術は、科学という学問的視点だけでなく、社会生活視点からあつかうことが不可欠で、科技館の使命は、市民の科学技術の「知恵」の啓発増進であると言ってもいい。では、どのようにして「科学の知恵」を学ぶのか？

3-1　科学の先人たちの足跡から科学発見の喜び・方法を学ぶ
　　　-科学発見の試行と思考のプロセスを「追体験」-
科学の知恵を学ぶうえで、科学史は大変有益である。科学の偉大な先人たちは、どのようにして考え、実験し、仮設を立て、科学の発見を成しえたのか？ガリレオ・ニュートン・アインシュタインなどが行った思考や実験を「追体験」することで、科学の知恵を学び、また科学発見の喜びや楽しさを実感することができる。

　　　　■ガリレオ、ニュートン、アインシュタインにつながる「運動力学探求の旅」
　　　　■ニュートン、アインシュタイン、ボーアにつながる「物質の究極をさぐる旅」
<img src="https://wox.cc/user/darylnao1/o/20141015-122639.jpg" alt="図3" class="pict" /><img src="https://wox.cc/user/darylnao1/o/20141015-122653.jpg" alt="図4" class="pict" />
残念ながら、中国の多くの科技館では、このような内容を科学史（歴史）としてあつかい、単なる映像紹介や実験器具模型の再現しかおこなわれていないことが多い。科学発見に至る実験や思考の過程を体験し、時代を越えて科学の疑問が科学者から科学者へと伝達され、長い時間をかけて、複数の科学者の研究のつながっていく。その結果、偉大な発見がなされるまでの科学プロセスを、来館者が順にたどりながら、科学発見の「追体験」ができる展示が望ましい。
　　　■科学の未解決部分の認識
　　　■新たな仮説の構築
　　　■仮説を確かめる実験
　　　■数多くの実験挑戦の後に、新発見を成し遂げる

3-2　科学発見・技術革新を生み出す創発の知恵を育む「創発の科学」
　　　「知識科学」の発想・視点　　　
科学の先人たちの知恵を学ぶだけでなく、現実生活の中で、科学の想像力・創造力を増幅させる工夫（体験）も知恵を増進させる科技館には、必要である。　
　　　■発見する力を増幅する
　　　　　日常のなかで不思議・違いを探す観察力・注意力・好奇心
　　　■発明する力を増幅する　
　　　　　夢やアイデアを考える、形にする、みんなで議論する、実験する

20世紀以降は、科学発見・技術開発等は、個人ではなく、研究チーム・企業が単位となる組織的な研究開発プロジェクトが中心となる。このような状況では、下記のような事項が重要となる。
　　　■問題発見・解決の過程・方法、情報の共有が重要な要素
　　　■「成功と失敗」の情報から学習する
　　　■プロジェクト遂行能力、チームワーク（協同）の重要性を学ぶ

近年誕生した新しい学問で、「知識科学」という、企業・大学・組織などで行われる技術革新や知識創造などがどのようにして達成されるのかという点について、「知識創造理論」から研究する学問がある。このような視点から科学技術の創造をあつかい、科学発見・創造のプロセスを啓発増進させることも、科技館においては、新しい概念である。
　　　　■体験する、表現する、総合する、実行する　　
「価値創造ミュージアムの提言」梅本・小野　論文　ISSN1343-4659
<img src="https://wox.cc/user/darylnao1/o/20141015-164840.png" alt="知識創造" class="pict" />

3-3　水平思考能力（Lateral Thinking）を伸ばす展示体験
科学技術の知恵を活用し、創造力・発想力を増進させるうえで、「水平思考」能力は大変重要である。Howard Gardner（アメリカ、教育学者）は、「多重知能理論」（Multiple Intelligence）のなかで、人間には１０の能力がある（言語、音楽、空間、身体など）と言っている。水平思考能力とは、それらを複合的に活用する能力であり、ある問題に対し、様々な角度・方法から検討する方法である。通常、科技館では、物理・数学などのある専門的な角度から考える展示が多い。しかし、一般社会においてはある問題解決においては、専門的な深い角度からの検討だけでなく、多角的な広い角度から検討し、解決方法をさぐる能力も重要である。以下、いくつか具体的な事例を示す。　　　
　　　■フェルミ推定問題　（数量の推定）
　　　　　実際に計算することが困難な量を少ない手がかりをもとに論理的に推定し、概算を出す方法。現実社会において、大変役立つ手法である。
　　　　　例：シカゴには何人のピアノ調律師がいるか？
<img src="https://wox.cc/user/darylnao1/o/20141015-165035.jpg" alt="フェルミ" class="pict" />

　　　■ケビン・ベーコン問題　　「小野直紀の友人の友人の友人の友人は、日本の首相である」
　　　　　これはフェルミ問題と類似の問題で、論理的数学的に考えていく。アメリカの映画俳優にちなみ、このような名前がついている。

　　　■カレーライス問題　（プロジェクト遂行能力）
　　　　　今日の6時から友人5人を呼んで、Home Partyを開催する。いかに効率よく時間以内に料理をつくって、準備を行うか。。。。

　　　■動かないPCの故障の原因をさがす
　　　　　電源が入っているか？　ケーブルはつながっているか？　マウスは動くか？。。。。。など、故障個所を論理的に考えて、問題点をさがす。

3-4　現代社会のための基礎科学
多くの科技館には、「基礎科学コーナー」があり、運動力学・音楽・光。・電磁気などの科学展示がまとめて展示されている。しかし、それは科学の学問的視点からの発想である。「社会と科学技術」の関連性を重視するならば、基礎科学展示をまとめて展示するのではなく、他の分野（自動車、宇宙、生命人体など）の中で、基礎科学、応用科学技術、社会とのかかわりを関連付けて展示すべきである。
　　　　例：　
　　　　　　　宇宙　　　　「慣性の法則」　⇒　人工衛星はなぜ地球に落ちないのか？
　　　　　　　飛行機　　「ベルヌーイ法則」　⇒　浮力の原理　⇒　飛行機の翼

　さらに、「基礎科学」と言えば、上記のように、運動力学・音楽・光。・電磁気などであるが、それは物理・化学・天文などを学ぶ学問的な意味での基礎科学という意味である。現代社会とのかかわりでいえば、基礎科学の概念も多少違うのではないだろうか？　「現代社会で生きていくうえで重要な基礎科学」という視点を設定するならば、違った内容も考えることができるであろう。
　　　　■デジタルとアナログ
　　　　　　現代の情報通信技術（インターネット、デジカメ、携帯など）は、すべてデジタル技術が基本となっている。デジタルの基本を知ることは大変需要である。
　　　　■科学と非科学
　　　　　　「占い」「迷信」「疑似科学」など

3-5　科学の好奇心・探求心を広げる「科学の知的好奇心の旅」　　
現代の科学技術の世界は、様々な分野との融合や境界領域で、新しい発見や開発がされている。従来の科学分野に限定した内容だけでなく、学際的な内容も多くいれることで来館者の興味はさらに増していく。
　　　　■「宇宙と生命」、「生命とロボット、人工生命」「宇宙と環境技術」　　
　　　　■「自然のなかの形と数学」

<img src="https://wox.cc/user/darylnao1/o/20141015-165236.png" alt="科学興味のネットワーク" class="pict" /> 


４　体験・学習を融合した　DISCOVERY ROOM　の提案
　来館者の「科学の知恵」を効果的に増幅させるには、「展示」だけでなく、「実験室」「図書室」など、科技館の諸機能を有機的に連携させる必要がある。欧米の自然系博物館などによくあるDiscovery Roomが有効であると考える。
これは、展示・体験・情報などの諸機能が一か所に集まり、来館者が時間をかけて、体験学習できる機能です。展示体験で興味をもった内容をさらに深めるために、調査・実験・学習などが来館者の要求に合わせて、時間をかけて学習することができる機能です。　
　　　・体験展示
　　　・実験・工作機能
　　　・図書情報機能　
　　　・インストラクターがアドバイス

　　■機械式時計を分解・組立
　　■電気製品の分解
<img src="https://wox.cc/user/darylnao1/o/20141015-165408.jpg" alt="ディスカバリールーム" class="pict" />


５　結　論　　「動手」から「動脳」、そして、「感（心）動」へ　「三動概念」
これまで、科学技術を社会・生活とのかかわりのなかであつかう新しい視点の重要性や、、科学的能力の増進が大切であると述べてきた。これからの科技館は、単に科学的な知識を学習する場所ではなく、現実との社会や生活と密接に関係し、市民の生活に役立つ、科学の学習・創造・情報・交流センターでなければならない。
最後に、冒頭でHANDS-ON展示の限界と言ったが、魅力あるHANDS-ON展示はもちろん、科技館の基本である。大人からこどもまで、興味をもって楽しく体験し、体験効果・学習効果を上げる展示項目が科技館の生命となる。
科技館においては、対象となる来館者の特性を考慮し、下記に示したように、（年齢・学習レベルなど）、展示目的と機能を明確にしたうえで、体験を通して、来館者に、いわば「化学反応」を引き起こすことが重要である。体を動かし、頭を動かし、そして心が動き、科学が好きになる展示の実現が最大の目標である。

展示の目的（科学能力の増進）：
　　　■「注意力、観察」力を増進させる展示
　　　■なぜこうなったのか？を考える「仮設構築」力を増進させる展示
　　　■その仮説の正誤を確かめる「実験」できる展示

展示の機能（楽しく、効果的な展示）：
　　　　■展示項目の透明化
　　　　　　　展示装置の機構をなるべく見えるようにする。どのような過程・構造で動くのかをわかりやすく見せる。
　　　　■一人で体験よりは、複数で体験（競争、協同、共有）
　　　　■簡単に達成できない体験（成功したときに喜びが大きい）
　　　　　　　工夫することで、だんだんうまくできるようになる体験。何度でも体験したくなる。
　　　　■体験した結果が残る（記憶される、記念になる）
　　　　■挑戦するたびに、変化がある体験（何度も挑戦したくなる） ]]>
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		<dc:subject>-</dc:subject>
		
		<dc:date>2014-10-15T12:06:29+09:00</dc:date>
		<dc:creator></dc:creator>
		<dc:publisher>WOX</dc:publisher>
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	<item rdf:about="https://darylnao1.novel.wox.cc/entry1.html">
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		<title>■小野之眼　　Xiaoye’s EYE　　－中国の科技館を観る－　　 第一回　中国の科技館の実力は？　　2011.04.01</title>

		<description>世界をめざす　　「科教興国」
　中国は…</description>
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			<![CDATA[ <span style="font-weight:bold;">世界をめざす　　「科教興国」</span>
　中国は、科技館づくりにおいても今、強く世界を意識し、世界水準に追いつき、またそれを追い越し、世界のリーダーを目指すという強い意志を感じる。2006年「全民科学素质行动计划纲要」によると、国内の人口100万人以上の都市に科技館を1館建設すると発表された。（2011年現在、人口100万人以上の都市は、300以上ある。）
　日本の科学館が青少年の「理科離れ」の防止や身近な科学への興味と言う、ある意味、非常に利用者や一般の人の視点から科学館づくりを考えていくのとは異なる。中国では、科学技術が国をつくり、科技館は、科学技術が描く未来や豊かな社会を体験できる場であるとことを表現し、人民の科学教育拠点としている。

<span style="font-weight:bold;">３つの創新性</span>
　中国の科技館づくりでは、常にいわれる言葉である。新概念、新主題、新技術。展示づくりにおいては、新しい概念をもち、新しいテーマや内容を考え、最新技術で実現するということである。「新概念」では、知識よりも体験による知恵の重視や、地球環境問題をはじめとした科学と社会とのつながりという思想など、国際的な動向を意識した概念などが掲げられる。
　そして、「新主題」としては、最近の科学技術研究の動向を受けて、脳科学、バイオテクノロジー、新素材、宇宙開発、ロボット、メディア、環境とエネルギー、創造といった総合的、学際的なテーマが扱われるようになってきている。

<span style="font-weight:bold;">共通の課題</span>
　現在の中国は科学技術と急速な経済発展のなかで大きな課題を背負っている。そして今の中国の科技館が共通にかかげるテーマは、世界の科学館や自然博物館と同様、持続可能な社会発展である。科技館は、中国の人民に対して自国の経済発展や生活の向上だけでなく、地球市民の一員として、限りある地球資源への意識、世界は一つであるという意識の啓発の場として科技館を位置づけようとしている。

眼を見張る展示技術力
　中国科技館、上海科技館や広東科学中心など最近開館した展示内容や展示装置の技術レベルを見れば、中国の科技館づくりは、すでに世界水準にあるといえる。中国の科学館関係者は欧米や日本の先進的な科学館を徹底的に調査し、参考にして、見事に実現している。
　映像や模型の複合演出装置や、来館者の画像を取り込んで画像処理する技術、バーチャルリアリティ、自動車や乗り物の運転シミュレーション、そしてセンサーを備え自律走行する知能ロボットなど。基礎科学の体験からITを活用した先進技術体験まで、しっかり展示装置化に成功している。
　私が中国で展示設計の仕事をはじめた５年前の時点は、ここまで技術が進歩するとは思いもよらなかったことである。今の中国は、かつての日本が欧米の先進技術を模倣することから技術を急速に習得したのと同じように、かつての日本以上のスピードで、展示技術を進化させているという印象を強くもった。今では、日本で実現している展示技術は、基本的には中国でも実現可能であると言える状況になっている。

<span style="font-weight:bold;">重厚長大な展示を好む</span>
　中国の科技館の展示づくりでは、象徴的な展示というのが強く意識される。その科学テーマを代表する重要な展示と言う意味である。そして、世界初、世界一といった独創的で迫力があり、先進的で大掛かりな技術展示が好まれる。
　日本でも、かつては中国と同じであったが、最近では、重厚長大な展示より、より来館者の五感や体験性を重視した素朴で、自由度の高い単純な体験展示（hands-on展示）が好まれる。このような展示は、来館者や一般市民が展示づくりに参加可能であったり、館内の職員が展示更新が可能であったり、低コストで運営がしやすい展示への要望から来るものである。
　そして、中国では、まだhands-onという概念は定着していない。Hands-onを利用者の視点に立って、学習欲求や学習水準に応じて、五感を刺激して、自分の手で自由に工夫して何度でも体験できるという意味に解釈すると、中国では単純に、「参加体験性」という意味でしか使われていない。これは、単純な映像などを除いて、体験できるものはすべて「参加体験性」ということになる。これは、展示づくりが、まだまだ利用者の学習欲求や傾向に基づいて、行われていないことと関係があると思う。

<span style="font-weight:bold;">力を入れる児童の科学啓発</span>
　中国では、1980年代に開館した中国科技館の時代からすでに、一般の科学展示とは別に、幼児を対象にした科学啓発展示が充実していた。日本でも、中国科技館ほど、大規模な児童展示室（館）をもった科学館はない。これは中国が以前から児童の科学啓発や創造性教育に力を入れてきた証拠である。中国の科技館には、必ず、一般の展示とは別に児童展示室がある。上海科技館、広東科学中心、浙江省科技館も同様である。これは、欧米の科学館の影響を受けた結果であると思うが、大変すばらしいことである。
 ]]>
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		<dc:subject>-</dc:subject>
		
		<dc:date>2014-10-12T16:53:57+09:00</dc:date>
		<dc:creator></dc:creator>
		<dc:publisher>WOX</dc:publisher>
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